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最期まで人の尊厳を守る生活モデルのターミナルケア

法改正により介護施設で高齢者を看取る方向性が出て来た現代、介護スタッフが「生活の場」として利用者にできること、考えるべきことについて解説します。

介護職に携わる方々に
「死」について学んでいただく

「もしもぼけてしまったら」
「もしも体が不自由になってしまったら」
「そうするとお金はどのくらいかかるのか」
「死の準備には何が必要なのか」

誰もが抱く、老いに対する不安。介護という仕事はそのような不安を支えることのできる仕事です。

同時に、老いの先には死があるということを前提として、それまでにどのように一人一人を支えることができるのかを考えていかなければならない仕事です。


この講座では、介護職に携わる方々の「老いと死」について実際の施設で行われているケアを学びながら、認識を深めます。
それは「食物の制限をしない、時間のルールも決めない」「外へ出るのを止めない」「全ての利用者に死を知らせる」という一見、介護施設の常識を覆すような方法ですが、「今日は元気でも明日、急変するかもしれない」高齢者に対して「今日が最期でも悔いがないように」過ごしてもらうために介護スタッフができることでもあるのです。

病院とは違う、『生活の場』である介護施設で利用者は何を望んでいるかを考えられる内容です。

このコースで学べること

  • 介護・看護・医療について
  • 最期を看取れる施設で働けることの幸せ
  • 退所率が少ないということ
  • 特養=「終の棲家、最期を迎える場所」であること
  • 医療モデルから生活モデルの構築をする
  • 我慢させたことを後悔しないために
  • 制限、規制、管理をしないということ
  • 医療と介護の大きな相違点
  • 家族と死について話しておくときの注意点
  • 利用者の死は施設全体で見送る
  • 家族が「死」を見つめるための最期の教育の場
  • 死を迎える瞬間まで人間の尊厳を守る
  • 最期まで三大ケアを行なうことの大切さ
講師である鳥海房枝氏が講演している様子の動画のスクリーンショット画像

ダウンロード可能なレジュメ資料付き。いつでもどこでも復習や確認ができます!

全てのレクチャーは5分〜10分前後に収めているので、ご自身のペースで学習していただくことができます。

また、実際に行われた講義で配布したレジュメもPDF形式で添付していますので、スタッフ全員の研修としてご利用していただくことも可能です。


今いる介護の現場を考えたい方、介護スタッフとして高齢者に寄り添う介護を実践したい方へおすすめの講座です。

About the Instructor

鳥海 房枝
清水坂あじさい荘総合ケアアドバイザー、保健師

豊島区の保健所を皮切りに保健師歴38年。
保健所、障害者センター、お年寄り相談係を経て、1998年10月、新設の北区立特別養護老人ホーム「清水坂あじさい荘」に希望して赴任。

保健師としての原点「生活への関わり」を要につくりあげた「あじさい荘のケア」が現場から大きな支持を受けている。

千葉県成田市の近くで生まれ育ち、「だから、言葉が汚い」とは本人の弁。ズバズバとはっきりものを言うその姿勢は、誰に対しても変わりがない。

特定非営利活動法人メイアイヘルプユー理事も務めるほか、厚生労働省の身体抑制ゼロ推進会議の委員(マニュアル部会、ハード部会)、東京都看護協会の保健師職能委員として積極的に発言している。

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Course content

Total 1 hours 14 minutes
はじめに
1 介護・看護・医療について 11:05
2 ショートステイについて 8:04
施設のターミナルケア
3 退所率と入院治療率が少ないということ 6:11
4 特養でのターミナル 7:50
5 重度化の対応とターミナルケア 5:06
老いと死をどのようにみるか
6 自由になることは高齢者の勲章 3:21
7 医療施設との違い 4:28
8 介護においての生活モデル 6:09
9 決めごとを作らないということ 3:22
死を特別視しないために
10 死を隠さないということ 4:12
11 家族に対する、最後の教育の場 4:49
12 最期までの三大ケアの重要性 8:31
添付資料
13 配布資料 1:00

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