Lecture 1:
はじめに
Instructor: 高橋 恵子
Lecture Content
今回はBPSDの対応と、スーパーバイズのお話をさせていただきたいと思います。
実践現場の中で培った色んな経験や、行動分析という考え方を使って現場の中での行動と環境の関係を紐解いて参ります。なるべく流れるような標準語でお話したいと思いますが、熊本出身ですのでイントネーションが少し熊本弁ということでお許し頂きたいと思います。
皆さんと同じ認知症の介護現場に私も立たされていますので、皆さんのご苦労も本当に身にしみてよく分かっています。今朝も現場に電話連絡して、ある深刻な利用者の方について話をしました。
だから一緒です。研究者でもなく、大学の先生でもありませんから、皆さんが本当にご苦労なさってるこれからの日本の介護現場を、どう支えていくかということを考えております。
この認知症の介護問題は非常に介護職にとっては大きなダメージを与えやすい問題ですから、是非皆さんと一緒に今日は考えていきたいと思います。
いかに皆さんが現場で辛い思いされているのかっていうことを実感します。今後もぜひ一緒にご協力頂いて、一緒に現場から実際の事例を通して見直していけたらと思います。
今までは「こうしたらああすればいいよ」というマニュアル的なものが中心だったと思うんです。しかしそれだけでは現場は変わりませんでした。今回お話しすることは、皆さんが現場に持ち帰れば、早速今日からでも実践できることだと思います。是非現場の職員をちょっと鼓舞しながら、一緒にやってみようということで視点を変え、できるだけ楽しい職場を作っていただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。