Lecture 17:

重要な概念

Lecture Content


最後に、ITサービスマネジメントの各プロセスで共通する重要な概念や手法、考え方について説明しましょう。

重要な考え方について説明します。

重要ビジネス機能「VBF」とは、ITサービスのコンポーネントのうち、これだけは必要と考えられる事業上重要な要素を指す言葉です。

事業における機能を重要なものとそうでないものに分けることにより、可用性の設計や、関連する費用に影響します。

ITサービスマネジメントではVBFを考慮して、ITインフラのキャパシティ管理の計画、可用性管理や、ITサービス継続性管理のプロセスを遂行することが重要です。なおVBFはあくまで事業の視点から見た昨日のことです。ITの視点ではありません。

事業にとって何が重要で、何が重要でないかを分けて、重要なものにより重点を置いて可用性を保つ計画を立てたり、余裕を持ったキャパシティを保つことが重要です。

単一障害点とはITインフラのうち、そこが故障すると事業やサービスに甚大な影響を及ぼす場所のことを言います。

迂回路のないネットワーク分岐点、バックアップ機能を持たない事業データを格納したデータベースサーバーなど、そこが一箇所壊れるだけで、ITサービスの全体あるいは大部分が機能しなくなる場所のことです。

ITインフラを設計する上では、特にVBF 重要ビジネス機能において単一障害点を排除するようにします。完全に排除できない場合でも、未確認の単一障害点を残さないようにし、単一障害点であることを認識し、対策を用意しておく必要があります。