Lecture 19:
検索広告における入札単価調整と手動・自動入札方式について
Lecture Content
入札単価調整と検索広告における手動入札方式、そして自動入札方式について説明の方をしていければと思います。
この入札単価調整というのは、デバイスごとだったり、広告のスケジュールごと、いわゆる曜日だったり、時間帯、その他、地域単位に対して、入札比率というものを引き上げたり、引き下げたりすることができます。ユーザーが検索に使うデバイスの種類や曜日、時間帯、場所などに応じて入札単価を調整できます。
デバイスだったら、パソコン・モバイル・タブレットと大きく分けて三つに分かれるかと思うんですけども、モバイルだけ強めに配信したいなと思って、100円の入札のところを+50%にすれば150円で入札しますよという設定になります。マイナスも同じような認識で入れていただければと思います。
ですので、こういったデバイスごとにどこのデバイスを強めに配信するか、どこのデバイスの入札比率を下げるか、そういった感じで調整を行うことができます。
「+100%」「-300%」まで現状だと、引き上げ・引き下げができるという風に認識していただければと思います。その他、地域だと、このような感じで、キャンペーンの地域設定を行うことで、どこの地域の入札比率を高めるか、そういった設定をすることができます。
例えば、全国配信をしながら、ここの都道府県は入札比率を強めたいだったり、ここを入札比率を下げたい、そういった設定をすることもできます。そして、実際のクリック単価というところで、多くの場合、重視されるのはクリック数、表示回数、コンバージョン数、視聴回数という形のSearch/GDN、そしてYouTube/TrueView広告、そういったところでのクリック単価制を選ぶことができます。
一般的に1番左の青のクリック単価制が一般的なんじゃないかなと思われます。このクリック単価は、検索(Serach)だったりGDN(ディスプレイ広告)といったところに適用されますが、左から2番目の視認範囲のインプレッション単価制。ここはいわゆるインプレッション単価、表示回数に対して課金されるという方式なんですけども、これは、GDNディスプレイ広告のみに適用できる単価制になります。
そして、黄色の部分の目標コンバージョン単価制。これは、目標とするコンバージョン単価を決めて、その目的・目標に達成できそうな人に対しては広告を強めに配信したり、そういった設定になります。
一番右は、TrueView広告。いわゆる視聴単価になります。この中で手動で設定できるもの、自動で設定できるものがあります。この黄色の部分は完全に自動入札方式となっておりますので、目標のコンバージョン単価が決まってるようであれば、それを設定し、それを達成できそうな人だけに入札比率を上げたり下げたりしてくれるというような感じになります。
この、eCPM(有効CPM)の概念だけ、さらっとお伝えしておければと思います。ディスプレイ広告において、クリック単価制の広告とインプレッション単価制の広告が競合した場合、どっちの単価制が採用されるのかという、そういった概念なんですけども、CPC課金、CPA課金が競合した時に、一番広告ランクの高いものが表示されるという形で、同じ課金方式の土俵に乗った状態で、どっちを優先的に広告を表示させるかという概念です。この辺はさらっと知っていただければと思います。
検索広告におけるキーワードなんですが、ビックキーワードだったり、スモールキーワード、もしくはニッチキーワード、ロングテールキーワード、色々言い方があると思うんですが、一般名詞でアウトドア、キャンプ用品、レジャー用品とあるんですけども、この辺はビックキーワードと呼ばれていて、検索ボリュームが比較的多い傾向にあるもの、そして真ん中、一番右側、こちらの一番右に進めば進むほど少ない傾向にあります。
テント Campizという商品名だったり、型番だったりすると思うんですけども、一番左側は検索ボリュームは多いものの、コンバージョン率が少なかったりします。逆に一番右側は検索ボリュームが少ないけれども、目的が明確で、かつ決め打ちで打ってる複合キーワードになりますので、比較的コンバージョン率が高い傾向にあります。
そして、ビッグキーワードになればなるほど、キーワード単価が高い傾向にあり、一番右にいけばいくほど、安い傾向にあります。ですので、この辺を元に検索ボリュームとか、検索される・クリックされる数が多いから良いではなくて、最終的にはコンバージョンだとかコンバージョン単価が安いものを狙ってくということであれば、ニッチなキーワード、ロングテールキーワード、そういったものもキーワードとして登録しておくことをおすすめします。