Lecture 5:
ポコ・アレグレット
Instructor: TAKA
Lecture Content
このポコ・アレグレットですけれども、まず6小節の一泊目のファの音と、4弦の3フレットのファの音ですが、この音が途中で休符がありますので、指を離して音を止めてあげると良いかと思います。このように弾いてあげます。
これがもし離れてないで、音が伸びているとこんな感じなります。ちょっと音が濁った感じに聞こえてしまいますので、ここは2拍目、休符がありますので、指を離して止めてあげましょう。
そして次。繰り返す時は同じ表現ではなく、音の強さや音色を変えて弾いていきましょう、ということも書かれています。これは他の曲も皆同じなんですけれども、同じ繰り返しで同じフレーズを弾く時なんですが、なるべく表現を変えてあげたいということです。だいたい長調の場合は最初は強くて、2回目を小さくしてあげるというのが大体の弾き方ですが、短調の場合はその逆で悲しい感じですので、最初は小さくしてあげて、そして2回目はその悲しさを増幅するかのように大きくしてあげるという弾き方が効果的です。
例えば17小節目からはこんな感じになります。
このように最初の繰り返しをした最初の4小節ぐらいは、少し大きく弾いてあげると表現が深まると思います。
この曲は8小節目、16小節目、24小節目にそれぞれ小節の最後に休符があります。その時には右手のこちらの部分で軽く止めてあげるということです。こちらの方を指で触れるだけで結構です。