Lecture 1:
コースの概略と学習の進め方
Lecture Content
このコースを受講していただきましてありがとうございます。
このコースはビデオでクラシックギターを学習していただくために、可能な限りわかりやすくビデオで解説いたしました。効率的な学習のために、コースの概略と学習の進め方と、指を置いてギターを弾くということについて説明いたします。
指を置いてギターを弾くことは、コース2を修了した方は既に学習済みですが、大切なことなので復習を兼ねてもう一度ご覧下さい。
コースの概略
テキスト5では、トレモロ、ハーモニクス、グリッサンド、他の新しい技術の楽曲の演奏。
テキスト6では、ギター愛好者は一度は弾くクラシックギター曲の演奏のコツと表現方法を学んでいきます。
学習の進め方
最初にテキストをダウンロードし、プリントアウトしましょう。その後ビデオを見て練習しましょう。ビデオについて少し説明いたします。
全てのビデオではありませんが、多くのビデオは最初に演奏アドバイス、またはポイント解説があり、その後、引いてみようで模範演奏という形になっています。
弾いてみようのところに「繰り返し省略」や「DC(ダカーポ)省略」などと書いている場合があります。これは全て演奏してしまうと長すぎたり、音楽表現を押し付けてしまうことになるので、すべてを演奏しておりません。ご注意の上ビデオをご覧ください。
弦に指を置いて演奏する
本来はコース1で説明するべきでしたが、多くの生徒さんを指導した経験から一度に色々なことを教えてしまうと混乱するため、敢えていたしませんでした。このコースを受講される方は、ある程度ギターを弾ける方かと思われますので、ここで弦に指を置いて演奏することを解説いたします。
今まで単に弾いてくださいとしか言いませんでしたが、弦を弾く時には一度、弦に指を置きます。この時決して力を入れたり、押したりしてはいけません。軽く指を弦に置くだけです。
そしてこの指を置いた時に、どんなイメージの音であり、或いはどんな音色で、というのを一瞬で良いので考えながら指を置きます。そして弦を爪弾きます。
p の指も同じです。
和音の時も同じです。
これが弦に指を置いて演奏するということです。
やってはいけない例
弦を上から叩くように弾かないようにしましょう。
もちろん速い曲や、アルペジオなどでは考える時間はありませんが、こういうイメージを持って演奏するのとしないのとでは、全く音の表現が違ってきます。これは一朝一夕にはできませんが、覚えておいて頂ければ幸いです。
しかし、あまり難しい事を行おうとすると指が動かなくなってしまいますので、こういうものかなくらいの気持ちでこのコースを進めていってください。
では楽しいギターのレッスンを始めましょう。