Lecture 5:
ギター弦の選び方
Instructor: TAKA
Lecture Content
クラシックギターの弦は大変多くの種類があり、どれを選ぶか迷ってしまいます。ここでは、弦を選ぶ際に役立つ知識を解説いたします。
クラシックギターの弦は、高音弦はナイロンを成形機から押し出して製造され、冷却する過程で変形が生じることもあり、そのため音程が悪くなることが多いと言えます。
このためなるべく音程の良い弦を購入したいものの、見た目にはわかりませんので、多くのギター愛好者は選択に苦労しているのが実情です。
低音弦は細いナイロンのタワーに金属線を巻きつけて製造されますが、低音弦については音程が悪いということはあまりありません。
クラシックギターの弦には、一番硬く左手の押さえがきついですがその分音量があるハードテンション、次にノーマルテンション、そして一番柔らかく左手の押さえが楽ですが音量が少ないローテンションの3種類があります。
大抵どのメーカーも呼び名は違っても3種類の硬さの弦を発売しています。
どこの弦が良いかですが、かつてはクラシックギターの巨匠アンドレス・セゴビアの写真で有名なオーガスチンが一番よく購入されていましたが、残念ながらピッチが悪いことから複数本を購入してその中から使えるものを選んで使っていました。
その後、プロアルテというブランドがピッチの正確さを売りに発売されたものが比較的使われましたが、音質の点で好き嫌いが分かれました。
現在はフランスのブランド、サバレスの弦がよく使用されています。私もこのサバレスのアリアンスを使用しています。この弦は音量がありサスティーンもあるので現在一番のおすすめです。